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外壁面積の出し方(投影面積) [見積もりあれこれ]

近年とくに住宅の㎡数の出し方というのが、ご自宅のことから興味のある方たちが

いらっしゃったり、当店にいただく問い合わせでも「うちの外壁って何㎡ですか?」とか

あります。実際のところ各所で言われている通り、立面図があるのが一番ですが、

立面図を紛失してしまったり、増改築などで現状の㎡数がわかりにくなっているケー

スが大多数です。今後の計画として外壁の㎡数を把握することが大切になる方は

保管しておいたほうがよろしいとおもいます。




まず図1を見て下さい。(2階建ての家屋で1フロアあたりの坪数が15坪)

画像 026.jpg図1

さいの目になっていますが、点線の1マスが1坪です。

一坪は1.82m×1.82m=3.3124㎡です。

この1.82mは一間(いっけん)といいます。この一間が正面に3つで3間、奥行きに5つで5

間、3間×5間で1フロア15坪になってます。

外壁は柱より外側に膨らんでいるので、建物内から見てもちょっと意味がなくなってしま

うので、実際には家の外からコンベックス、スケール、巻尺などで測定しましょう。このとき、

長い測定用品のほうが楽です。ここでは簡易的に説明したほうがわかり易いでしょうから、

そのまま説明します。

図1は5間×3間の建物です。一周は5間+3間+5間+3間=16間です。

メートルに換えるとこの建物の一周は
9.1m+5.46m+9.1m+5.46m=29.12mです。

これに建物の高さを掛ければ、窓込みの外壁㎡数が出ます。

ここで、高さを測るのが一番の問題です。専門に測定している立場のひとは、機器から発

せられるレーザーで距離を測定できるデジタル測定器や、下の画像のような道具で測定

してます(これは釣竿のようになっていて伸縮させると中央あたりの緑の出っ張りの部分に

測定している長さが表示される)。

P1010289.JPG

このような物は普通のご家庭ではまずあるはずはないので、

ここはおおよそ平均的な高さの5.5mにしてください。

(実測値ではないので、正確な数値を知る必要がある場合は専門家が測定する数値を参

考にして下さい。画像のような道具がなくても測定する方法を考えて、先ほど下書きしまし

たが、危険作業と判断したので消しました。)

下の画像は寄棟の建物です。この寄棟の建物は大体の場合、壁の高さが同じであるので

一周29.12m×高さ5.5m=160.16㎡(投影面積)と出ます。



画像 028.jpg


画像 029.jpg

上の画像は切妻の建物です。こちらは建物の四方の高さに違いがあります。

「けらば側(への字になっている方)」の一番高いところの高さは、おおよそに6.5mの高さ

「へ」の字の下の高さはおおよそ5.5mとすると、

その高さの差は1mです。

三角形の面積の求め方で出ます。


図1と上の画像は同じ形の家にしてあり、

3間の壁方向が「へ」の字の形になっているので

5.46m(3間)×高さの差1m÷2=2.73㎡ で

これが建物の前後にあるので2箇所のプラスになるので

先ほどの寄棟の建物の外壁㎡数160.16㎡+2.73㎡+2.73㎡

この切妻の建物は165.62㎡(窓・戸袋込み)という㎡数がでます。



ここにさらに

窓・戸袋を測定して先ほどの㎡数から引いたり・破風板・軒天・戸袋・雨戸・庇・屋根

など沢山の測量箇所はまだありますが、ちょっと難しくなるのでお近くの信頼できる

方にお話しをしてみて下さい。



ここでの簡易的な㎡数の計算方法よりも正確さがあるために、

増減は必ずあると思っていただきますようお願いします。

ゆえに、通常見積りは数分や1日で制作することは出来ず、現地調査時の写真や

実測データを基に積算したり、その工事にかかる人件費や材料費や経費などを

算出して制作するために、数日必要になります。
























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建坪計算と㎡数計算どっちが正解? [見積もりあれこれ]

前書き

塗り替えの建坪単価、外壁㎡単価、どちらがいいのかの記事です。

ここで書かれた内容を鵜呑みにせず、お読みになられた方はご自分の信頼している、また

は信頼に足りると思える人を探して、その方のご意見を参考にしてください。


本文

今現在、坪単価と㎡単価の二極化になっていて、私たちのような塗装に携わるものは言わ

なくても、または言えなくてもメリットとデメリットはわかっているつもりではいますが、

消費者の人たちは迷うばかりです。


下記にある図はすべて、建物の床の形状・坪数を表します。

画像 034.jpg図1

図1の2つは形が違いますが、坪数は等しく16坪です。

坪数は同じですが、外壁の㎡数は等しくありません。

当ブログでのカテゴリーで「外壁(窓等込み)㎡数の出し方」で記載しましたが、

図1のAとBでは、2階建ての建物で20㎡程の㎡数が異なります。

つまり、同じ坪数でも建物の形状によって、同じ施工者に同じ材料で同じ工事費で発注しても

消費者は等しいサービスは受けなれないことになり、不平等になります。

画像 033.jpg図2

図2のA・Bのような実際に外壁を塗装する面積は同じでも、坪数が4坪変わると、

1階と2階を合わせて8坪も変わってしまい、工事費に大きな差が出てしまいます。

画像 032.jpg図3

図3はブログ主の屁理屈が現れたようなものですが、

A・B・C、いずれも2階建てで、高さは一律の5.5mと仮定します。

図3・A・Bは同等の16坪です。ですがたいへんな外壁㎡数の違いがでます。

A 158.4㎡      B 336.6㎡     

BはAより178.2㎡多く、約2.15倍もあります。

図3・B・Cは同等の外壁㎡数です。ですが大変な坪数の違いが有り、

B 32坪(1F当り16坪)         C 140坪(1F当り70坪)

CはBより108坪大きく、約4.4倍もあります。


図3の形状は極端ですが

下の図4はよくある建物の床の形です。

画像 035.jpg図4

図4はどれも同じ外壁㎡数ですが、3つとも坪数が違い、2階建ての建坪にすると

A 24坪   B28坪    C32坪

に、なっています。

同じ㎡数を塗装するのに、Cの消費者はAの消費者よりも

8坪×単価△=工事金額〇多く支払わなければならず

まったく適正価格ではないです

㎡数                         A = C

㎡数にかかる材料費・人件費・経費等     A = C 

坪数                         A < C

坪数による工事費                 A < C


図4のAとCでは8坪の違いがあるというのは既述しましたが、

Aの工事価格α円、Cの工事価格β円とすると、

その価格差はX円ともなります。

材料費と作業員の人数はAとCは同じにかかるので

高く坪単価を設定し、営業している直接施工店ならやりくりのしようもありますが

安価に設定している施工店は、固定する材料費や人件費をその工事価格の

変動があっても吸収できるのかさえ疑問です。

ただし例外として、安価の坪単価見積の施工店の工事価格がα万円と設定した場合、

施工店側がはじめに、施工店の利益分だけ引っこ抜いて、残飯のようになった予算で

下請けに投げれば出来るでしょうが、その下請けも残りカスのようになった予算では

まともなことすら出来ず、手抜き第一優先になってしまいます。


ですが、坪単価で見積もっている業者のなかにもまじめに

施工してる方はいますので、ご注意願います。



㎡数見積も問題はあります。

非常に煩雑で、普通のご家庭の人が

「ここは何㎡でこっちは何mありますよ」なんて言われても

なかなか理解できず、消費者側も見積もり書一枚こっきり持ってこられても

理解が難しいのが難点です。

別カテゴリーで投影面積の出し方というものがあり、

消費者側の方も出来れば投影面積だけでもご自信で出されて

大体どのくらいの㎡数があるのかだけでも把握しておいたほうが

良いのではないかと思います。


理由としては、塗料にはその製品ごとに1缶何㎡塗れますと

カタログに記載されています。そのことによってその現場への

塗料の納入量が適正であるかご自身でも判断できる基準に

なります。またカタログには塗装間隔の時間が何時間以上~

何日以内などといったことが記載されていますので、その面でも

最低何日間工事しなければならないと判断することもできます。


その意味で建坪ではなく外壁面積からの算出が業者側と

消費者側との相互理解が少しでも進むのではないかと思います。






















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足場面積 [見積もりあれこれ]

ども。三郷の塗装店の親方です。

ここ一週間の間に

「足場の面積の出し方を教えて下さい」

「足場の単価」

「他店で見積もってもらったが足場が高いので適正価格か教えて」

などメールや電話問い合せをいただいてますが

大規模工事の足場や、高層足場などは専門業者に

お問合せいただいたほうがよろしいかと思います。

あと検索でも足場・足場の単価・足場面積積算方法などで

来られている方もいらっしゃいます。


この記事の面積計算方法は当店の見積方法とは多少異なり

あくまでも、「自分である程度把握したい」とする消費者の方に向けての

「ある程度一般的な計算方法」です。



今、なんでだか分かりませんが足場に関する問い合わせがあるので書いてみます。

ちなみに当店は塗装店なので、自分たちで塗装工事に必要な低層までの

足場は立てますが、足場専門業者ではないので高層足場の風荷重計算

などは出しようもありませんのでご了承願います。


本文

現在、足場も多種多様で非常に沢山あり、分類毎に書いたしまったら

たぶん本が出せるくらいになってしまうので簡単にします。

また、足場の面積計算は、その足場の種類、作業性、安全性、立地条件、

どのような作業のために足場を要するのかでも、面積計算やさらには単価も

変わる場合もあるので、実際には足場組立解体施工者(請負会社ではない)と

足場を必要する目的の作業をする施工者(請負会社ではない)で

上記のことを打ち合わせしないと大体の面積さえも言えません。

いわばこの記事自体、絵に描いた餅以下の内容ですが、ご自宅の工事の概算

のために足がかり的な情報だけでも欲しいという方のための内容です。

画像 038.jpg図1

図1は、建物を真上から見たものです。

青い色の部分が建物で

3間×5間の建物で1F当り15坪で

2階建てとすると30坪の建物です。

建物の周囲は16間なので

16間×1.82mだと29.12mです。

1間をメートルに換算すると約1.82mです。


足場はそもそも何かしらの工事のために立てるのであって

そのためには外壁、または施工部分から離して立てないと

本来の作業に支障が出るために、大体の場合、

足場の歩く部分(作業床)は建物から60センチ程度

離して立てることが多いです。

(単管足場の場合です。この距離には人により違いますが

今まで私が立ててみてベストと思えるのが60センチなだけです)


図1では外側の黒い枠が足場の

立て位置になるように表しました。


建物の角より前後も横も60センチずつ

離れていて、建物周囲より足場の周囲が合計で4.8メートル多くなり

足場の周囲は33.92メートルになります。


そして足場の高さを掛ければ、足場面積は計算できますが

地面からのスタートはわかると思いますが、

高さがいまいち分かりません。


高さに関しては2階建ての場合なら、

軒側(横樋の付いているほう)なら6.5メートル前後で、

切妻屋根などの高い面では7.5メートル前後だと思います。

外壁塗装面の高さとは違い、足場だと地面からの高さになるからです

また、建物により違いがあるので専用の測定器を持っている人に測って

もらうのがベストです。ネット・メッシュシートの取り付け位置によっても

高さは変わります。


高さに関してはさらに、高圧洗浄をしたりすると汚れた水しぶきが

かなりの勢いで回りに飛び散るため、建物高さより足場を高くする

こともありますし、屋根の上で何かしらの工事があるなら、

そのことでも建物より足場を高くすることもあります。



建物から60㎝程度離した1周の長さ×工事上必要な高さ

これで足場の面積はかなり大体出ます。








































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〇〇系塗料を塗ったほうが良いとは言えない [見積もりあれこれ]

どうも三郷の塗装店の親方です。

今回はかなり長いです。何回か書き直しましたが

お伝えしたい事が文才と知性の問題で

まとまらなかったので察してお読み下さい笑

信越.JPG

日ごろ良く耳にするのが

「ペンキ屋さんさぁ 外壁塗装するならやっぱりシ〇〇ンとか高耐久の

塗料がいいんでしょ?」

誰かと塗料の話をするとだいたい出てくるお話。

たしかに「塗膜単体」で言えば高耐久のほうがいいですよね。

同じ年数で3回塗装工事するのが2回で済みそうだし。

かなーりお得感満載です。

この記事読んでいるみなさんもきっと

「そうだそうだ、どこの話し聞いても本を読んでも

高耐久の塗料のほうが良いって書いてあるしさ」

こんな感じだと思います。

これ・・私はちょっと違うんじゃないかナァと思います。

破風ケレン後塗装中.jpg

建物ってそれぞれ仕様が異なる場合があるじゃないですか

例えばALCの外壁の建物で

破風は無くて

窓周りもアルミサッシで

鉄部はなくて

経年劣化し難い最近の板金は霧除けと戸袋・雨戸の鏡板くらいで

陸屋根ではなくてステンレスの瓦棒の屋根で

バルコニーは外壁取り付け型のアルミ製だったりと

こんな感じのわかり易い建物だったら

「こういう系統でいいんじゃないの~?」

っていうのが私みたいなへっぽこ親方でも、ある程度までは言えます。

が!建物ってこういうのばっかりじゃないですよね。

ダウンこん.JPG

町中にある家を見てみると

外壁モルタル・軒天ベニヤ・破風(鼻隠し)木材・窓周りアルミサッシの家とか

外壁ALC・軒天ケイカル板・破風等無し・窓周り木枠(こういうのあります)の家とか

外壁窯業系サイディング・破風等高所の場所に木材使用・軒天ケイカル板の家とか

結構様々ですよね。


しゅるしゅるぽん.JPG

時代の移り変わりや法改正によるもの

新メーカーの台頭や消費者の「これがあったら良いな」というもの等

みなさんラーメン屋さんでラーメン食べますよね

でもチェーン店以外みんな味は違う

「うちのスープには〇〇が入っていて深みがあって旨い!」

とか、たしかに美味しいです(例外多数ありラーメン屋さんごめんなさい)

もう建築業界も塗装業界もラーメン業界も供給側が飽和状態だから

事実上の効果がない製品もあり隙間産業みたいなのが多いです。

(またお話しズレました・・すみません)

下塗中(.JPG

最近主流となっているある種の塗料。

どこに現地調査にいっても

「外壁塗料はシリ〇ンがいいんでしょ?」

と聞かれます。(この塗料樹脂に関しては未来の機会で・・・すこぶる長いので)

私も「塗膜単体」ならある程度の性能はそこそこあると思います、「塗膜単体」なら。

そう「塗膜単体なら」なんです。

建物の外面って先ほど書いたように

経年劣化速度の異なる部材で構築されていることが多いですよね。

それが足場も脚立も必要としない低所に混ざって使用されているなら

ともかく。

コーキング撤去前その1.JPG

大体が高所や窓周り付近だったり目地部のシール(コーキング)。

劣化速度がまちまちなんですよね。

優れた住宅って今やいろんなところで話になっているし

その言葉自体掲げれば

マーケットのおこぼれ頂けるんじゃないかって感じです。

経済性(ランニングコスト)で優れた住宅って

水周り・室内環境等いろんな意味があると思いますが、

外回りで言うなら各部材の素材自体の

経年劣化速度の同周期化だと思います。

(長い話で申し訳ないです・・・)

つまり元から経年劣化速度に大きな隔たりがある素材で構築され

尚且つ高低差(足場の必要性)がある物体(建築物)は

経済的損失が大きくなるという事だと思います。

上記のことがあるから

「だから高耐久・高耐候のシリコンがいいんでしょ?」

って思われますよね、みなさん。

ニョキニョキ.jpg

だからこそなんですよね。

経年劣化し難い素材、経年劣化しやすい素材で構築された

建物に高耐久の塗料を使うと

①もともと経年劣化し難い素材面に塗装した場合の

塗膜は長持ちしやすい。

②もともと経年劣化しやすい素材面は高性能塗料を使用しても

塗膜劣化速度のコントロールは困難なことがほとんど。

塗装周期・改修時期のバランスが大きく崩れる、

こういうことから経年劣化速度の隔たりのある建物のオーナーは

そういう建物自体が嫌になるケースって今までも沢山あったんですよね。

(外壁は10年経っても平気なのに、ベランダや破風やコーキング部分が・・・なんてね)

高耐久・高耐候塗料って意味は

「そもそも塗膜の表面が風化しに難い」って意味が大きく

「素材の経年劣化速度の抑制・コントロール」って意味は

かなり超微妙です

写真はやめて下さい(ゆの談).JPG

かなり長くなっちゃいましたが・・・

結論として、現地調査もせず

「シリコンがいいですよ」とは言えないんですね。

ましてや塗膜は塗装面の素材の影響をモロに受けます、確実に。

そういう場合は塗装する素材の性質の問題も出てくるんです。

だからですね、電話やメール一本で

「今は弱溶剤の2液のシリコンがいいですよ」なんて

無責任なこと言えないんですよね。

消費者側の経済性も考慮しなくちゃいけないし。

「この建物は〇〇と〇〇がメインで使われていて劣化速度に隔たりがあって

しかも高所にあって、尚且つ部分的な工事の場合、はしごや脚立では立地的に

出来ないので、劣化速度が同じになるような各部の材質のバランスを

考えた方がいいですよ」っていうのが良いのかなって思うんですよね。

そのバランス(経年劣化速度)が取れているなら

見もしないうちから「〇〇が良い」って言えると思うんです。

作業証明ケレン.JPG

電話一本で「この塗料が良い!」なんて言い切るなんて、まるで

「お腹が痛いんですけど」って電話してきた疾患者に対して

「正露丸飲んどけ!」っていうのと変わんないんじゃないかって

思うのは私だけかな・・・・(なんか弱気になってきた・・・)

目地部分のシーリングが劣化が早かったり、割けたりする

(サイディング自体の収縮・躯体木構造自体の動き・不同沈下の動き等)

のに高耐久の塗料をやたらめったら勧められてしまったり、

汚れが原因で塗替えを考える人はほとんどいないのに

光〇媒を「汚れない塗料」(汚れ難いだけ)として

すこぶる勧められたりって、私が相見積しただけでも

かなりの割合で、

1物件あたりの相見積が3~5社程度で

内半数以上が建物と塗料材質のバランスが

???だったのでかなりの率です。

構造調査分.JPG

かなり長くなっちゃって申し訳ないですが、

消費者側の判断基準として、

建てる時にはデザインだけに囚われず、

必ずメンテナンスの時期は来るので、

足場を必要とするところなら、メンテの同・近周期化や

メンテナンス性の良い建物を考える(最近はメンテ性の悪い建物多いです)、

すでに建っているならランニングコストも意識して、

塗装オンリーではなくそのもの自体の交換や、

各部の改修・修繕期間の隔たりが小さくなるような、各部の素材のバランス・

塗料材質の選定をしたほうが良いです(お金持ちは別ですけど笑)。

じゃないと、もしかするとカモにされちゃうケースもありますので、

梅雨明け後、いろんな工事を検討している方は気をつけてください。

工事前は

「外壁は高耐久の10年保証の塗料使いましょう♪」

塗装後10年未満で

「目地のコーキングが切れてますね、もう一度足場組んで工事しましょう♪」

なんてなります。

建物のバランスを考えて、どんな塗料を使い分ければ次の塗装まで

各部の周期が近くなるのか業者と良く相談して下さいね、

塗装工事額自体よりもこの点が重要だと思うんですよね。

自動車で言ったら700馬力ツインターボ3500ccエンジンに

ブレーキは自転車の物・・ってくらいバランスの

悪い仕様にならないように気をつけてくださいね♪






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商品力の寿命 [見積もりあれこれ]

どうも三郷の塗装店の親方です。

今日は論文的っていうか作文で

極まり至って理屈っぽい記事なので

退屈でなにもする事が無いという方以外は

スルーしたほうが安全です。

さてさて今日は前回少し触れた

アクリル・エナメル塗料

そしてそれらの樹脂ベースにウレタンやシリコン等を混入した塗料

さらに発展させた遮熱塗料

こんな感じのお話し。

でも今回のテーマって長~~~いんですよね・・・

例に漏れず私の文章能力からすると今回も読みにくいです。

切妻面3回目.JPG

今から20年位前、平成初頭くらい前までは意外とアクリル・エナメルは

メジャーで、大体が「10年くらいを目安に塗り替えるといいですね」

って言うのが業界全体の消費者側に対する「提案」だったような

記憶があります。

このくらいの時期、それこそウレタン配合塗料以上の塗料って

まだまだ消費者側の認知度の低さもありましたが、今のような

耐久性や費用対効果といった言葉ってこの業界の中にも

あまり無かったんですよね。

そして今から10年ちょっと前くらいになると

塗装に関する供給側・需要側ウレタンウレタンと言うようになって

ウレタン配合塗料がメジャーになると大体が、

「10年くらいで塗り替えるといいですね」って言うのが

業界側が消費者に対する「提案」だったような気がします。

それと同時期かちょっと経過した時期、

セラミック含有(アクリル・エナメルベース)ウレタン塗料っていうのが

認知が高まったような気がします。

ちょいとズレますが、このセラミック含有ってなかなか判り辛いと思いますが

セラミックって一点に付いた汚れを回りに移行させて汚れを

目立ち難くする効果があります。これが低汚染性、汚れ難い塗料って

名目の塗料には大体入ってます。

P1010275.JPG

そしてシリコン配合塗料がメジャーになり始めた時期、

これも地域によって差はありますが、これは数年前じゃないかなぁ

と思います(塗料のタイプによって異なりますけど)。

これはみなさん色んなところで、「シリコン塗料10年保証」なんて

よく見かけると思います。

でもやっぱり10年、供給側が需要側に提案する10年。

なぜなのか?ですよね。

これはですね~私も一応塗装業者なんで、言えることは

あるんですけど、高耐久の塗料を使っても被塗装物自体の

経年劣化の問題から外壁部分は精々10年程度なんですよね、

表面の塗膜まで異常が目視できるようになるのが

(窯業・木質サイディング、SS(鉄)製の壁や下見と言われる木の壁は別)。

一概には言えないことですけど、こういうのもあって「10年」って

キーワードがあるのかな?と思います

なんで「思います」なのかというと

私は耐久性が得られないものは得られないって

はっきりとお客さんや問い合わせ下さった方に希望を砕くような

ことをはっきり言ってしまうので(性格の問題)。

P1010276.JPG

ではどういう理由で二昔前の低耐久塗料で塗装しても

今流行りの高耐久塗料で塗装しても10年程度が

再塗装の時期と提案され、

二昔前、アクリル・エナメルは当たり前だったのに

今では費用対効果としたら劣悪な塗料と言われ

一昔前はウレタン配合塗料はとても良い塗料と言われたのに

今では何故くそみそに言われるのか、

二昔前、アクリルで塗装したら、例えば「お宅の家は〇〇万円ですよ」と

と言われていたのに、物価が上がった現在では逆に半値位になって

今現在シリコン配合塗料で塗装した場合の価格が

二昔前のアクリル塗料で塗装した価格とさほど変わらないのか、

それが商品力の寿命だと思います。

P1010279.JPG

ちょっと判り難いかもしれませんが

別分野でも営業職の方はピンと来ましたよね。

とある商品の認知度・普及率があがるとどうしても

値崩れが始まるんですよね。

そこで値崩れの防止として、新商品の投入・前商品の否定で

値の安定化を行いますよね。

ただですね、普通お店で現物を手にして購入するものって

完全規格統一化して製造元を海外にしたり、

もともと利益率の悪い商品としてお店の片隅に申し訳なさそうに

陳列しますが、

この業界は価格先行決定で商品後納の一点物なんですよね、

値崩れしきった商品価格ではやりたくても出来ない

あと一手間が出来ない業者が増える事になりますが、

でも中には訴訟起こされては困るのでまじめに

工事しようとするところもあるんですね。そういうところが

「アクリルは絶対ダメです。今はシリコンですよ」(値の安定化)って

言ったりするケースも多いです。

ペインター20.JPG

では値の安定化で目指すもの・目的とするものはなにかというと

これこそが本当の商品力の寿命、

労務費だと思います。

バブル崩壊以降、世の中では人件費削減や賃下げが相次ぎ、

この流れの中で塗装業界もご他聞に漏れず同じような

ことが起きたんですね。

そこで新商品による値の安定化、前商品の否定・値下げ

そのことで労務費の確保をしてきたと思うような気がします。(すごい曖昧)

事実ですね、単層弾性系のアクリルとアクリルシリコンで

ゆず肌と言われるパターンを付けた工法での30坪程度の建物だと

原価的に全工事費4万円は変わらないですし、

窯業系サイディングで使われる2液弱溶剤のウレタンとシリコンでは

30坪程度の建物で4万円は変わりません。

(但し光触媒とか超断熱塗材のアレとかはかなり原価は違います)

遮熱塗料は商品によっては工法が変わるので一概に言えません。

ペ塗塗装後.JPG

そこまで労務費を多くの塗装会社・塗装店が守りたい理由は

もともとの業界の価格設定の発祥までいくと思います。

北野武さん居ますよね、とても有名。

あの人のお父さん、ペンキ屋さん。これも有名。

あの人のお父さんの時代ってリアカーで事務所もなし

広告宣伝費もなしそれこそ労災もないし

賠償保険も無い、そういう時代です。

それ以前から塗る商売はありましたが

手間賃と材料費くらいの商売だったんですよね。

そういう経緯から値段だけが相場化していって

しかも値崩れと言ったら前述の理由から労務費に

ダイレクトに響く事から新商品投入による市場相場の安定化を

行うっていうのが商売的には正しい道だったのかと思います。

Bサンプル.JPG


ここに書いた事は全てが全て当てはまる事ではないですが

最近の「〇〇塗料はダメ」っていう流れに反発しての記事です。

事実ダメなものはありますが全てではなく同業者の広告見ても

苦労してるなっていうのもあります。この業界も不景気でして

「いかに消費者に気に入ってもらえるか」という下心も業界全体に

あるわけでリップサービスも過剰です。

まず消費者のみなさんが損をしないためには相手にも損をさせないことが

防衛の一環ですので、「まず値段・サービス」ではなく

業者の言い分も消費者のみなさんの言い分も腹を割って

話し合ってもいいと思います。

なぜ当店がこんな露骨な記事書けるのかというと

当店の規模として全面に及ぶ住宅塗装は月に2件前後しか

出来ないんですよね。私自身が全ての現場にフル出動ですので。

がっついてないんですよね笑





追記

アクリル塗膜とアクリルシリコン塗膜では

粉化(チョーキング化)に至る年数は違います。

鉄の塗装に対してはエナメルより高密度・強塗膜形成し、

酸素水分を遮断する能力の高い塗料のほうが

科学的には防錆効果は高いといえます。

(エナメル<ウレタン<シリコン)

が、現場レベルのケレンではどんぐりの背比べと個人的には思います。

本記事は鵜呑みにせず、近隣の信頼出来る

毎日ペンキを塗っている職人に直接塗装相談してください。


当店の塗装価格・労務費は高くも安くも無く

はっきり言うと面白みもない普通(?)の価格です。










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